末端冷え性でお悩みのあなたへ

女性にとても多い手足の冷え性

末端冷え性とは体は温かいのに手や足だけが冷たくなる症状のことで、靴下を重ねて履いても暖かくならず、足が冷たくなって熟睡出来なかったり夜中に足がつってしまったりすることもあります。また睡眠不足から体の様々な不調を引き起こしてしまうこともあります。

 

末端冷え性の原因

血流循環が悪い

筋肉が硬くなるなどで血流が悪くなると脳からの命令で血流に優先順位がつけられ、生命維持に関わる脳や内臓に優先的に血液が流れるようになります。その結果優先順位の低い手足への血流が後回しにされてしまい血液による熱が行き届かないので冷えにつながってしまいます。

代謝が低下している

血流が悪化し血液の運搬作用が低下すると、体の様々なところに老廃物が溜まり内臓の働きが低下することによりさらに血流が悪くなるなどの悪循環になってしまいます。

筋肉量、運動量が低下している

筋肉を動かすことで熱を産生し、筋肉のポンプ作用で血流を良くすることができますが、筋肉量が少なかったり運動不足の方は冷えの症状が出やすくなります。

自律神経の異常

ストレスを感じている状態の時は興奮する神経である交感神経がずっと働いてしまい、体の筋肉の力が抜けづらい状態や胃腸の働きを悪くしてしまい、全身の血流状態を乱してしまうことにつながります。

女性ホルモンの乱れ

女性ホルモンであるエストロゲンの減少は筋肉を硬くして血流を悪くしてしまうので冷えにつながってしまうと考えられます。

 

末端冷え性の改善方法

お風呂上がりのストレッチ

ゆっくりお風呂に入って体を温めた後で深呼吸をしながら腕をゆっくり大きく脇の裏を伸ばすようなイメージで回したり、仰向けで寝た姿勢で膝を曲げて股関節を外にゆっくり開き鼠蹊部が伸びたところで5秒ほどキープを10回ほど、次は反対側の膝のあたりに膝を曲げたまま足をクロスするように置き股関節を内側に伸ばしお尻の筋肉を伸ばすのを同じ回数行います。肩の関節や股関節は動く範囲が本来大きい関節ですが意識をしないと普段小さくしか動かしていません。太い血管やリンパなどの流れを良くするために行う習慣をつけるのが良いと思います。

 

食べ物で体を温める

根菜など地中に育つものや冬に旬を迎える野菜や果物は、体を温める作用があると言われています。

ニンジン、カボチャ、ネギ、山芋、ショウガ、ネギ、ニラ、ニンニク、山椒、カブなどを食事に取り入れるといいでしょう。

また生姜は生ですと殺菌作用があるので風邪のひき始めにはいいですが温める作用は少ないので、加熱するか乾燥させるなどして温める成分であるショウガオールを増やして取り入れるのがいいでしょう。

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