臨床の現場に20年立っていると近年、ストレスによる腰痛をお持ちの方が増えてきていると実感せざるを得ません。
ストレスと腰痛の関係
ではなぜストレスが腰痛に関与するのかということを原因から解消法を含めてシリーズで書いていこうと思います。
ストレス社会といわれる現代では、不安などの心の問題から腰痛が起こることも多くなってきました。
このような腰痛を、心因性腰痛症と呼びます。
心因性腰痛症は、ストレスにより自律神経のバランスが崩れ、交感神経が働きすぎて筋肉が硬くなり血行が悪くなったりなめらかな動きが出来なくなり起こると言われています。
また自律神経のバランスが崩れることにより本来、人が痛みを感じた時に脳内からドーパミンという物質が分泌され痛みを緩和させるようにできています。
これをドーパミンシステムと言います。
原因がはっきりしている腰痛も含め長期間痛みに悩まされている方は痛みストレスによりドーパミンシステムの働きが悪くなり原因以上の痛みを感じていらっしゃる方も少なくないように思います。
90日以上続く腰痛に悩んでいる人の約80%に、抑うつ状態が見られたという研究結果もあります。
痛みによる不安が長引けば痛みを感じやすくなるだけではなく、不眠やイライラするといった状態になりやすくもなります。
次回は心因性腰痛の特徴について書かせていただこうと思います。
最後までお読みいただきましてありがとうございました☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆